2009年12月16日水曜日

着ぶくれて浮世の義理に出かけけり  富安 風生

着ぶくれて浮世の義理に出かけけり  富安 風生



2009年12月15日火曜日

義士討入の日の松を偲びけり  塾長

義士討入の日の松を偲びけり  塾長

過去は運にけふは枯野に躓けり  鈴木 真砂女

過去は運にけふは枯野に躓けり  鈴木 真砂女
季題・枯野、躓(つまず)けり   

2009年12月14日月曜日

人妻の風邪声艶にきこえけり  高橋 淡路女 

人妻の風邪声艶にきこえけり  高橋 淡路女 

2009年12月13日日曜日

軍港をあぶり出したる焚火かな  中村和弘

軍港をあぶり出したる焚火かな  中村和弘
俳誌「陸」主宰 中村和弘

2009年12月12日土曜日

締め繰りは蟹雑炊の忘年会  塾長

締め繰りは蟹雑炊の忘年会  塾長

2009年12月11日金曜日

冬凪や今日も元気にあらエッサーサ  塾長

冬凪や今日も元気にあらエッサーサ  塾長

古日記挫折屈折いとほしき  大熊 峰子

古日記挫折屈折いとほしき  大熊 峰子
季題・古日記(ふるにっき・今年の残り少なくなった日記をいう。人生前向きに考えましょう)   

2009年12月10日木曜日

垣越しの一中節や冬の雨  永井 荷風

垣越しの一中節や冬の雨  永井 荷風
季題・冬の雨、一中節(いっちゅうぶし・浄瑠璃の流派の一つ)   

2009年12月9日水曜日

ケイタイにメールがひとつ日向ぼこ  塾長

ケイタイにメールがひとつ日向ぼこ  塾長

ボーナスの夜や雑踏の中にをり  塚原 游子

ボーナスの夜や雑踏の中にをり  塚原 游子

2009年12月8日火曜日

雪に影落して鶴のひるがへる  下村 非文

雪に影落して鶴のひるがへる  下村 非文
季題・鶴(何か神秘的な感じがしますね)   

2009年12月7日月曜日

おでんやをでたまであとは覚えなき  岩井 野風男

 おでんやをでたまであとは覚えなき  岩井 野風男
   季題・おでん(家には無事に帰り着くのが不思議ですね) 

2009年12月6日日曜日

炉話に合の手打つて古時計  黛まどか

炉話に合の手打つて古時計  黛まどか

ふる雪や居酒屋敦賀に来てゐたり  塾長

ふる雪や居酒屋敦賀に来てゐたり  塾長

決戦はクリスマスイブの金曜日  塾長

決戦はクリスマスイブの金曜日  塾長

着氷のスケート靴の乱れかな  塾長

着氷のスケート靴の乱れかな  塾長

七輪はあたたきかな珪藻土  塾長

七輪はあたたきかな珪藻土  塾長
七輪はあたたきかな珪藻土  塾長

出雲路に割子のそばの冬の葱  脇本耕陽

出雲路に割子のそばの冬の葱  脇本耕陽
出雲路に割子のそばの冬の葱  脇本耕陽

大ばくち元も子もなくすってんてん  甘粕正彦

大ばくち元も子もなくすってんてん  甘粕正彦
満州映画協会理事長の辞世の句

之でよし百万年の仮寝かな  大西龍治郎

之でよし百万年の仮寝かな  大西龍治郎
海軍中将の辞世の句

2009年12月5日土曜日

江の川がさごそごそと冬の蟹  塾長

江の川がさごそごそと冬の蟹  塾長
江の川がさごそごそと冬の蟹  塾長


冬ぬくし秩父釜めし母の恩  塾長

冬ぬくし秩父釜めし母の恩  塾長

須佐之男の山の竹伐る奥出雲  塾長

須佐之男の山の竹伐る奥出雲  塾長

階下からスメタナ秋は澄みにけり   小川 洋


天為インターネット句会 2009年11月
  <有馬主宰選特選句> 

階下からスメタナ秋は澄みにけり   小川 洋  

ふる雪や根葱を束ねる商店街  塾長

ふる雪や根葱を束ねる商店街  塾長

河原町水菜に九条の根葱鮪鍋  塾長

河原町水菜に九条の根葱鮪鍋  塾長

雪下の根葱抜く朝や我が此の土  塾長

雪下の根葱抜く朝や我が此の土  塾長

2009年12月4日金曜日

銀杏散る童男童女ひざまづき  川端 茅舎

銀杏散る童男童女ひざまづき  川端 茅舎
季題・銀杏落葉(いちょうおちば・当地ではいま銀杏落葉がきれいです) 

2009年12月3日木曜日

第46回現代俳句全国大会入賞作品発表

<毎日新聞社賞>
     
沖縄忌母は生涯海のいろ
沖縄忌母は生涯海のいろ
 
大分県九重町   駒走 松恵
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<第46回現代俳句大会大賞>

九人産んだ大きなお尻潮干狩  九人産んだ大きなお尻潮干狩 

東京都八王子市  千葉 三郎

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風になる人から入る芒原

風になる人から入る芒原
                
神奈川県中井町  山口 清山


いまありし夕日の跡の冬霞  野沢 節子

いまありし夕日の跡の冬霞  野沢 節子
季題・冬霞
(ふゆがすみ・霞は春の季語だが冬でも暖かく穏やかな日に霞がたつことがある)   

2009年12月2日水曜日

夜寒さの松江は橋の美しき  森 澄雄

夜寒さの松江は橋の美しき  森 澄雄

日向ぼこ只今の今あるばかり  岡部 蕉露

日向ぼこ只今の今あるばかり  岡部 蕉露

天皇の儀装馬車来て紅葉谷  塾長

天皇の儀装馬車来て紅葉谷  塾長

2009年12月1日火曜日

十二月笑顔のうつる鏡買ふ  一ノ木 文子

十二月笑顔のうつる鏡買ふ  一ノ木 文子

お手玉のひとつへ鈴を入れて冬  杉山奈歩

お手玉のひとつへ鈴を入れて冬   杉山奈歩

2009年11月30日月曜日

品書きに鰤書き足して鰹消す  鈴木 真砂女

品書きに鰤書き足して鰹消す  鈴木 真砂女

2009年11月29日日曜日

棘潜めあおぞら一枚柚子たわわ  塾長

棘潜めあおぞら一枚柚子たわわ  塾長

イルミネーションハーバーも十二月  塾長

イルミネーションハーバーも十二月  塾長

雪女まぎれてゐたり上野駅  黛まどか

雪女まぎれてゐたり上野駅  黛まどか

2009年11月28日土曜日

儀装馬車走るあおぞら冬紅葉  塾長

儀装馬車走るあおぞら冬紅葉  塾長

みなれたる山のふところ十二月  岡井 省二

みなれたる山のふところ十二月  岡井 省二

紅葉して紅葉且つ散る渡月橋  塾長

紅葉して紅葉且つ散る渡月橋  塾長

寒風にラーメン屋台追われけり  塾長

寒風にラーメン屋台追われけり  塾長

2009年11月27日金曜日

川澄むや落葉の上の水五寸  炭 太祇

川澄むや落葉の上の水五寸  炭 太祇
季題・落葉 (炭太祇・たんたいぎ。人事句の名人といわれ、
塾長のいちばん好きな俳諧師である)   

2009年11月26日木曜日

鉢まきをとれば若衆ぞ大根引  志太 野坡

鉢まきをとれば若衆ぞ大根引  志太 野坡
季題・大根引(だいこんひき、だいこひきとも)
志太野坡(しだやば・芭蕉の弟子) 
   

2009年11月25日水曜日

水尾よぎる船も水尾曳く小春凪  山崎 冨美子

水尾よぎる船も水尾曳く小春凪  山崎 冨美子
季題・小春
(こはる・陰暦十月の異称、小六月とも。初冬のおだやかな日和をいう) 
水尾(みお・航跡) 小春凪がいいですね。   

かりに着る女の羽織玉子酒  高浜虚子

かりに着る女の羽織玉子酒  高浜虚子

2009年11月24日火曜日

盃を止めよ紅葉の散ることよ  高野 素十(すじゅう)

盃を止めよ紅葉の散ることよ  高野 素十(すじゅう) 
  季題・紅葉散る
(ちょっと酒を飲むのをやめて散る紅葉の美しさにも酔ったらどうだい。これぞ風流)    

2009年11月23日月曜日

木枯しや叔母の法要三回忌  塾長


木枯しや叔母の法要三回忌  塾長

神々の新蕎麦匂ふ奥出雲  塾長

神々の新蕎麦匂ふ奥出雲  塾長
神々の新蕎麦匂ふ奥出雲  塾長


一枚の障子明かりに伎芸天  稲畑汀子

一枚の障子明かりに伎芸天  稲畑汀子
福徳・技芸をつかさどる容姿端麗な天女といわれる。
その姿をかたどった仏像として有名なのが奈良・秋篠(あきしの)寺の伎芸天立像。

2009年11月22日日曜日

山門 の大王松や小夜時雨  塾長

山門の大王松や小夜時雨  塾長

湯気立てて誰か切り出すまでの黙  黛まどか

湯気立てて誰か切り出すまでの黙  黛まどか

銀杏敷く久方ぶりのわが母校   塾長

銀杏敷く久方ぶりのわが母校   塾長

2009年11月21日土曜日

富田月山に冬三日月の上がりけり  塾長

富田月山に冬三日月の上がりけり  塾長

冬の日やユーモレスクの曲流れ  塾長

また今日も猫もぐりくる蒲団かな  塾長

また今日も猫もぐりくる蒲団かな  塾長

2009年11月20日金曜日

粕汁にぶち切る鮭の肋かな  石塚 友二

粕汁にぶち切る鮭の肋かな  石塚 友二 
  季題・粕汁(かすじる・味噌汁に酒の絞り粕をいれたもの)、肋(あばら) 

2009年11月19日木曜日

鳴き鳴きて鈴虫闇を深めけり   日野 高穂

鳴き鳴きて鈴虫闇を深めけり   日野 高穂

風呂吹に機嫌の箸ののびにけり  石田 波郷

風呂吹に機嫌の箸ののびにけり  石田 波郷
   季題・風呂吹(ふろふき・大根や蕪をゆであげ、味噌をかけて食する。
   ふうふう吹きながら食べるのでふろふきとか、低カロリーで美味である)

2009年11月18日水曜日

堀川を経めぐる舟や蔦紅葉  塾長

しぐるるや普天間基地の滑走路  塾長

しぐるるや行基建立睡虎山  塾長

しぐるるや行基建立睡虎山  塾長
巌倉寺(いわくらじ:安来市広瀬町)
富田月山城・御子守口にある巌倉寺
巌倉寺は、御子守口にある真言宗の寺院です。山号は睡虎山で聖観音をまつります。
神亀3(726)年、聖武天皇の命により行基が建立し、
佐々木義清が御子守神社とともに、
城内に移したものと伝えられています。
境内には、堀尾吉晴の墓、堀尾吉晴の妻の建てた山中鹿介(幸盛)の慰霊碑があります。
住所 : 島根県安来市広瀬町富田562

大僧正行基詠みたまひける (二首)
法華経を我が得しことは薪(たきぎ)こり菜つみ水くみつかへてぞ得し(拾遺1346)
【通釈】

法華経の教えを私が得たのは何故かというに、前世において薪を樵り、菜を摘み、水を汲んで、阿私仙に仕えて得たのである。
【補記】

法華経「提婆達多品」を踏まえる。釈迦は阿私仙という仙人に仕えて法華経を習得したという。この「我」は釈迦の立場に立って言う。
【主な派生歌】

薪こり峰の木のみをもとめてぞえがたき法は聞きはじめける(俊成[玉葉])

水や汲まむ薪や伐らむ菜や摘まむ朝の時雨の降らぬその間に(良寛)


百(もも)くさに八十(やそ)くさそへて賜ひてし乳房のむくい今日ぞ我がする(拾遺1347)
【通釈】

百石に八十石を添えてお乳を与えて下さった母上の乳房への恩に、今私は報いることだ。
【語釈】

◇百くさに八十くさそへて 「ももさかにやそさかそへて」とする本もあり、そちらが正しいか。人は赤子の時母乳を百八十石飲むとの仏説に拠る。
【補記】

行基が母の報恩会に詠んだとして伝わる歌。光明皇后の作とする伝もある。
南天竺より東大寺供養にあひに、菩提がなぎさに来つきたりける時よめる
霊山(りやうせむ)の釈迦のみまへに契りてし真如くちせずあひみつるかな(拾遺1348)
【通釈】

霊山の説法の時、釈迦の御前で再会を誓った約束が破られることなく、また逢うことができたなあ。
【語釈】

◇菩提 天竺(インド)から来日した菩提僊那(婆羅門僧正)。◇東大寺供養 天平勝宝四年(752)に催された東大寺開眼供養会。◇なぎさ 難波津の渚。
【主な派生歌】

霊山の釈迦のみ前に契りてしことな忘れそ世はへだつとも(良寛)
山鳥のなくを聞て
山鳥のほろほろと鳴く声きけばちちかとぞ思ふははかとぞ思ふ(玉葉2627)

【通釈】

山鳥がほろほろと鳴く声を聞くと、あれは父かと思うのだ。あれは母かと思うのだ。
【主な派生詩歌】

父母のしきりに恋し雉の声(芭蕉)

湯豆腐や男の嘆ききくことも  鈴木 真砂女

湯豆腐や男の嘆ききくことも  鈴木 真砂女
   季題・湯豆腐(当地もめっきりと冷え込んできました。熱燗で湯豆腐食えば   口も軽くなるのでしょう)

2009年11月17日火曜日

神の留守縁談一つ握りをり  文挟 夫佐恵

神の留守縁談一つ握りをり  文挟 夫佐恵
   季題・神の留守、神の旅、神送り(陰暦十月は神無月と呼ばれるが、これは日本の八百万の神々が陰暦九月晦日に出 雲大社へ旅立ち会議を開くという民間信仰があったことから神の留守、神の旅、神送りの季語が生まれた。ちなみに出雲地方は神在月になる)

2009年11月16日月曜日

凩や日も照り雪も吹き散らし  三浦 樗良(ちょら)

 季題・凩、木枯(こがらし・初冬に吹く強い北風)

2009年11月15日日曜日

冬波の人遠ざける青さかな  黛まどか

冬波の人遠ざける青さかな  黛まどか

白壁の軒やふるさと柿すだれ  塾長

白壁の軒やふるさと柿すだれ  塾長

ただ一羽渡る雁あり胸いたむ   東條英機(A級戦犯)

ただ一羽渡る雁あり胸いたむ   東條英機(A級戦犯)

2009年11月14日土曜日

紅葉してあの素晴らしい愛をもう一度  塾長


紅葉しておろち電車の奥出雲  塾長


紅葉しておろち電車の奥出雲  塾長

玉峰の山も色づく老鴉柿  塾長

玉峰の山も色づく老鴉柿  塾長

2009年11月13日金曜日

夜神楽や鼻息白し面の内  宝井 其角

 夜神楽や鼻息白し面の内  宝井 其角

2009年11月12日木曜日

朝しぐれ月を残してゐたりけり  関口 恭代

朝しぐれ月を残してゐたりけり  関口 恭代

三人の「約束」ありし石蕗の花  塾長


三人の「約束」ありし石蕗の花  塾長

ハングル歌詞&カタカナ読み&日本語訳
チャン・ユンジョン(장윤정)「約束(약속)(ヤクソク)」
기억하나요

キオッカナヨ
覚えている?
가슴 아픈 사연을
カスム アプン サヨヌル
胸が痛む出来事を
내 님 오실 날을
ネ ニム オシル ナルル
私の大切なあなたは来る日を
저울질 하나요
チョウルジル ハナヨ
うかがっているの?
한참 후에야
ハンチャム フエヤ
しばらく後になってようやく
그 마음을 알았죠
ク マウムル アラッチョ
その気持ちを知ったわ
내가 아닌곳에
ネガ アニンゴセ
私ではない場所に
머물러 있다는걸
モムルロ イッタヌンゴル
留まっているということを
내게 올 순 없나요
ネゲ オルスン オムナヨ
私のもとへ来ることができないの?
사랑할 순 없었나요
サランハルスン オプソンナヨ
愛することはできないの?
그대 헤일 수 없는 맘
クデ ヘイルス オムヌン マム
あなたの数えきれない気持ちは
나였던가요
ナヨットンガヨ
私自身だったのかしら?
잊지말아요
イッチマラヨ
忘れないでね
가슴 아픈 사랑이
カスム アプン サランイ
胸が痛む愛が
슬퍼하는 날엔
スルポハヌン ナレン
悲しむ日には
내가 서 있을께요
ネガ ソ イッスルッケヨ
私が立っているから
내게 올 순 없나요
ネゲ オルスン オムナヨ
私のもとへ来ることができないの?
사랑할 순 없었나요
サランハルスン オプソンナヨ
愛することはできないの?
그대 헤일 수 없는 맘
クデ ヘイルス オムヌン マム
あなたの数えきれない気持ちは
나였던가요
ナヨットンガヨ
私自身だったのかしら?
이대로 안되나요
イデロ アンデナヨ
このままでは駄目なの?
돌아올 길 잊었나요
トラオル ギル イジョンナヨ
帰り道を忘れてしまったの?
그대 헤일 수 없는 맘
クデ ヘイルス オムヌン マム
あなたの数えきれない気持ちは
나였던가요
ナヨットンガヨ
私自身だったのかしら?
잊지말아요
イッチマラヨ
忘れないでね
가슴 아픈 사랑이
カスム アプン サランイ
胸が痛む愛が
슬퍼하는 날엔
スルポハヌン ナレン
悲しむ日には
내가 서 있을께요
ネガ ソ イッスルッケヨ
私が立っているから

一本の箸流れ来て初時雨   塾長

一本の箸流れ来て初時雨   塾長

白浪を分けて常世へ帰る神  有馬朗人

白波を分けて常世へ帰る神  有馬朗人
白兎海岸
「空想は、知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。」 アインシュタイン

御忌荒れ事業仕分けのはじまりぬ  塾長

御忌荒れ事業仕分けのはじまりぬ  塾長

2009年11月11日水曜日

焼き葱を軍手で掴み齧り付く  塾長

焼き葱を軍手で掴み齧り付く  塾長

黄泉の国ふさぎて深し冬の沼  有馬朗人  

黄泉の国ふさぎて深し冬の沼  有馬朗人  

鳶の羽も刷ひぬはつしぐれ  向井 去来

鳶の羽も刷ひぬはつしぐれ  向井 去来   
向井 去来(きょらい)、長崎出身の芭蕉の弟子。
季題・初時雨(その年の冬に降る初めての時雨)、鳶(とび)、刷(かいつくろ)

2009年11月10日火曜日

カチューシャを妻が唄へば冬近し  松井 ふみを

カチューシャを妻が唄へば冬近し   松井ふみを

山茶花や雀顔出す花の中  松岡青蘿(せいら)

山茶花や雀顔出す花の中  松岡 青蘿(せいら)

2009年11月9日月曜日

丸太積みあげて木曽路の冬はじめ  永田トシ子

丸太積みあげて木曽路の冬はじめ  永田 トシ子

2009年11月8日日曜日

魚網縫ふタヒチの浜の月明かり  小川 洋

魚網縫ふタヒチの浜の月明かり  小川 洋

紅葉して切断遺体臥龍山  塾長

紅葉して切断遺体臥龍山  塾長

雨だれを心音と聞く夜長かな  中曽根康弘

雨だれを心音と聞く夜長かな  中曽根康弘

暗がりになにかを踏んで神の留守  黛まどか

暗がりになにかを踏んで神の留守  黛まどか








2009年11月7日土曜日

冬隣町内対抗のど自慢  塾長


冬隣町内対抗のど自慢  塾長

分校の一時間目は栗ひろひ  永易知子

分校の一時間目は栗ひろひ  永易知子

真黒な蛙飛び乗る蓮根堀り  有馬朗人

真黒な蛙飛び乗る蓮根堀り  有馬朗人

「約束(약속)」を守りて生きる木守柿  塾長

「約束(약속)」を守りて生きる木守柿  塾長

山裾の健気に生きて吾亦紅  塾長

山裾の健気に生きて吾亦紅  塾長

木枯や「貝殻恋歌」日本海  塾長

木枯や「貝殻恋歌」日本海  塾長

日ぐらしや水瓶を持つ仏達  塾長

日ぐらしや水瓶を持つ仏達  塾長
  天為11月号 P121より
「山本伸子さんよりお褒めのメールをいただきました。」
「天為11月号の課題句のひぐらしの句 」
「日ぐらしや水瓶を持つ仏達 ~いい句ですね。」

虹二つ生れしこと告ぐ配達人  矢野 玲奈

 虹二つ生れしこと告ぐ配達人   矢野 玲奈

手を高く大きな声や酉の市  星野高士 

手を高く大きな声や酉の市  星野高士 

2009年11月6日金曜日

どんぶりの立ち食い饂飩冬近し  塾長

どんぶりの立ち食い饂飩冬近し  塾長

長八の鏝絵のごとし秋の果  塾長

長八の鏝絵のごとし秋の果  塾長

熱燗は二合徳利や松葉蟹  塾長

熱燗は二合徳利や松葉蟹  塾長
今日から山陰の冬の味覚の松葉蟹漁の解禁です。(11/6)

富田月山に三日月ありて秋惜しむ  塾長

富田月山に三日月ありて秋惜しむ  塾長

円楽の告別式や木守柿  塾長

円楽の告別式や木守柿  塾長

林道のはや閉ざされて冬隣  藤井 玲

林道のはや閉ざされて冬隣  藤井 玲

2009年11月5日木曜日

行く秋や十勝平野の牛の数  塾長

行く秋や十勝平野の牛の数  塾長

冬を待つ用意かしこし四畳半  正岡 子規

冬を待つ用意かしこし四畳半  正岡 子規

オバマもクリントンもゐる小春日に  塾長


オバマもクリントンもゐる小春日に  塾長


ニヤニヤもゲラゲラもある柘榴かな   辻蛍

ニヤニヤもゲラゲラもある柘榴かな   辻蛍

2009年11月4日水曜日

今そこに居たかと思ふ火燵かな   寺田寅彦

今そこに居たかと思ふ火燵かな   寺田寅彦
 亡き妻の通夜、棺を前に偲んでいるとき、ふと火燵に妻がいるような気配がする。あるいはさっきまで妻は火燵にいたんだと錯覚するぐらい妻はいつだって自分のそばにいた。火燵にはまだ妻がそこに座っているような空気がただよっている。

昆弱と柿とうれしき草の庵  松尾 芭蕉

昆弱(こんにゃく)と柿とうれしき草の庵  松尾 芭蕉

2009年11月3日火曜日

学生服に凩一号かな  塾長

学生服に凩一号かな  塾長

日の丸のアイディンティーや文化の日  塾長

日の丸のアイディンティーや文化の日  塾長

柿食ぶやあからさまなる灯のもとに   中村汀女

柿食ぶやあからさまなる灯のもとに   中村汀女

白湯をつぐ湯呑に十一月の昼  桂 信子

白湯をつぐ湯呑に十一月の昼  桂 信子

2009年11月2日月曜日

行く秋やはらから老いを憚らず  梅澤 キミ

行く秋やはらから老いを憚らず  梅澤 キミ

2009年11月1日日曜日

山霧の降りて一村抱えけり  西方来人

山霧の降りて一村抱えけり  西方来人

神の旅唐三彩の副葬品  塾長

神の旅唐三彩の副葬品  塾長

紅葉して玉堂ありし彩雨かな  塾長

紅葉して玉堂ありし彩雨かな  塾長

雨が空から降れば金魚も秋の雨  塾長

出雲南京(イズモナンキン)
雨が空から降れば金魚も秋の雨  塾長

山里の花御所柿の甘さかな  塾長


山里の花御所柿の甘さかな  塾長

紅葉狩とはひたすらに歩むこと  黛まどか

紅葉狩とはひたすらに歩むこと  黛まどか

鎌倉やよき音たてて落葉掃  片山由美子

鎌倉やよき音たてて落葉掃  片山由美子

霞ヶ関天下の秋のマニフェスト  塾長

霞ヶ関天下の秋のマニフェスト  塾長

木の実降る竈の石を積みにけり  塾長

木の実降る竈の石を積みにけり  塾長

海女小屋に鮑の秋を焼きにけり  塾長

海女小屋に鮑の秋を焼きにけり  塾長

千年杉天下の秋を傍観す  森川 英子

千年杉天下の秋を傍観す  森川 英子

堀川を経めぐる舟や蔦紅葉  塾長

堀川を経めぐる舟や蔦紅葉  塾長

2009年10月31日土曜日

乗り越へろ秋の国会四天王  塾長

乗り越へろ秋の国会四天王  塾長

官僚政治の決別や秋の多聞天  塾長

官僚政治の決別や秋の多聞天  塾長


「霞が関」は大ばかなりし暮の秋  塾長

「霞が関」は大ばかなりし暮の秋  塾長

神迎川崎駅のハロウィーン  塾長

神迎川崎駅のハロウィーン  塾長

霧湧きてリフトは声を運びけり  石井喜代

霧湧きてリフトは声を運びけり  石井喜代

秋雪に断崖の澄みまさる日ぞ  飯田龍太

秋雪に断崖の澄みまさる日ぞ  飯田龍太

富田城を攻め落したる若葉かな  塾長

「 富田城を攻め落したる若葉かな  塾長」
       小生の一句を見つけて、「島根県さわらび書道会」会長の佐藤利吉先生(雅号・利祥)が筆を取って送り戴いたものです。
      今日、額縁を購い居間に飾りました。この一句が相当気に入ったのでしょう。富田月山城址のキラキラ輝く美しい若葉を称えた一句です。また後世に残せる句ができました。 (2009/10/31)

晩秋のオレンジリボン子等の声  塾長

晩秋のオレンジリボン子等の声  塾長

新涼の切り株に置く文庫本  松村 三冬   

新涼の切り株に置く文庫本  松村 三冬   

2009年10月30日金曜日

日本シリーズの爽やかな握手かな  塾長

日本シリーズの爽やかな握手かな  塾長

満面の笑みの少年新松子   塾長

新松子(しんちじり)
満面の笑みの少年新松子   塾長

円き石あれば腰掛け十三夜  原田 清正

円き石あれば腰掛け十三夜  原田 清正

「ゲゲゲの女房」泥鰌掬いの安来節  塾長


安来市のマスコットキャラクターの「あらエッサ」君です。
安来節の「マスコット」人形です。

「ゲゲゲの女房」泥鰌掬いの安来節  塾長
連続ドラマ「ゲゲゲの女房」のふるさとは、安来市大塚町です。ロケがはじまりました。


2009年10月29日木曜日

晩秋の鳩山100日ハネムーン  塾長

晩秋の鳩山100日ハネムーン  塾長

庭園の紅葉且つ散る御篭石  塾長

庭園の紅葉且つ散る御篭石  塾長

病状の人訪ふたびに秋深し  高浜 虚子

病状の人訪ふたびに秋深し  高浜 虚子

2009年10月28日水曜日

護衛艦の衝突ありて柳散る  塾長

護衛艦の衝突ありて柳散る  塾長

身に入むやいくたり触れし点字なる  平尾 みさお

身に入むやいくたり触れし点字なる  平尾 みさお


2009年10月27日火曜日

応援の母の日傘の立ち上がる  猪狩行々子

応援の母の日傘の立ち上がる  猪狩行々子

石炭の尽きし山々紅葉せる  山口 誓子

石炭の尽きし山々紅葉せる  山口 誓子

2009年10月26日月曜日

橋上の駅の階段秋夕焼  塾長

橋上の駅の階段秋夕焼  塾長

手招きて木の實拾はせ母たのし  今井 つる女

手招きて木の實拾はせ母たのし  今井 つる女

NHKBS2 2009年ニッポン全国俳句日和 大賞作品

NHKBS2 2009年ニッポン全国俳句日和 大賞作品

2009年10月25日日曜日

須佐之男を祀りて山の秋暮るゝ 塾長

須佐之男を祀りて山の秋暮るゝ 塾長


金風や足立庭園美術館  塾長

金風や足立庭園美術館  塾長

2009年10月24日土曜日

秋深し楽しき衣装ハロウィーン   塾長

秋深し楽しき衣装ハロウィーン   塾長



沿岸戦闘艦はも秋の航  塾長

沿岸戦闘艦はも秋の航  塾長

核廃絶オバマ来日山粧ふ  塾長 

核廃絶オバマ来日山粧ふ  塾長 

晩秋のはるかな音へ象の耳  有馬朗人

晩秋のはるかな音へ象の耳  有馬朗人

柿くふや雪国に雪ふりはじむ  森 澄雄

柿くふや雪国に雪ふりはじむ  森 澄雄
 芭蕉の言葉に、「俳諧はなくてもあるべし。ただ世情に和せず、人情に通ぜざれば、人調(かな)はず。まして宜しき友なくては成りがたし」(三冊子)「・・・・・・人情に達せざる人は、是を無風雅第一の人といふべし」(続五論)

2009年10月23日金曜日

良き使者を迎える障子貼りにけり  古川 すみ子

良き使者を迎える障子貼りにけり  古川 すみ子

2009年10月22日木曜日

白雲に時代祭の毛槍飛ぶ  辻本 斐文

白雲に時代祭の毛槍飛ぶ  辻本 斐文

2009年10月21日水曜日

茸狩や山もなじみのはひり口  服部 土芳

茸狩や山もなじみのはひり口  服部 土芳

この秋の日和じまひや日本海  長谷川櫂

この秋の日和じまひや日本海  長谷川櫂

2009年10月20日火曜日

弁慶のまつりや秋の鰐淵寺  塾長

弁慶のまつりや秋の鰐淵寺  塾長

合鍵で松茸飯を置いてきし  伊佐 利子

合鍵で松茸飯を置いてきし  伊佐 利子

2009年10月19日月曜日

稲架襖恋の襖となることも  齋田 鳳子

稲架襖恋の襖となることも  齋田 鳳子

2009年10月18日日曜日

紅鮭の雌奪い合ふ浅瀬かな  塾長

紅鮭の雌奪い合ふ浅瀬かな  塾長




大零余子天麩羅にして抹茶塩  塾長

大零余子天麩羅にして抹茶塩  塾長

胡桃割るときの青空父の声 松澤龍一

胡桃割るときの青空父の声 松澤龍一

老鹿の疑い深くよぎりけり 佐藤泰彦

老鹿の疑い深くよぎりけり 佐藤泰彦

殺めて後の蟷螂をひるがへす 黛まどか

殺めて後の蟷螂をひるがへす 黛まどか

晩秋や尼子の里の猪威し   塾長

晩秋や尼子の里の猪威し   塾長

晩秋の「山海集」のみことかな  塾長

晩秋の「山海集」のみことかな  塾長

晩秋の里山を守る蔵座敷  塾長

晩秋の里山を守る蔵座敷   塾長

2009年10月17日土曜日

パリのフィギュアスケートを見て秋惜しむ  塾長

パリのフィギュアスケートを見て秋惜しむ  塾長

黄落期あのすばらしい愛をもう一度  塾長

黄落期あのすばらしい愛をもう一度  塾長
加藤和彦が逝く。ご冥福をお祈りします。

少年の采振り踊渡御の樽  塾長